ダウンロード違法化法案通ったら売り上げ伸びると思う?

違法に配信されている著作物をダウンロードするとダウンロードした人も罰を受ける法律なんですがこれが実現すると売り上げは伸びるか?


答えはNoだと思うよ。

違法ダウンロードを利用する人ってライトユーザー以外はお金を支払って購入する気がそもそもない。購入する層は違う人達なのです。購入する人は昔も今でも買う意欲はある。だけどなぜ売り上げが音楽や出版関わらず年々減少しているのか?その原因は年々収入額が減っていてあらゆる多様化の動きが支出の分散を促しているというのが一番影響が大きい。だから今まで購入していた人がレンタルへ切り替えたりなくなくダウンロードへ逃げるようになったりしているわけですが一番悲しいのは支出できなくなったからカットしました。という人。これはそうならざるをえない環境がさせることなんです。

そんな状況でもビジネスなのでそこからどのようにして利益を増やすかを考えていかなくてはならない。一つは同じ業界内での競争というより他の支出する分野との競争。これは枠をはずしたバトルロワイヤルですね。ゲームがテレビと戦っていたりしますし。または商品の単価を上げる。新たな顧客層の開拓。AKB48のような一定層の顧客に対する販売数の増加。などなど・・・ただ競争が激化してアイディアが枯渇してくれば悪どいこともしてくる業者が増えるのは間違いない。でもそれは致し方ないかな。それが今の自然現象なんだよ。それほどみんなしのぎを削っているのさ。

あと音楽映像業界のパッケージ販売ではもう次々に次世代記録媒体に移行していく。その中で音楽CDだけは法律の問題で次世代ディスクへは移行するのは絶望的。容量が圧倒的に増えることで収録分が増える。ということは制作費がその分増える。そのつけがどこに回ってくるのかというと最終的に販売価格です。だけど法律で今までどおり値引きしちゃいけないとと言ってくれないと発売日に安易なディスカウント合戦が起きるわけです。それが続くとその商品媒体自体の単価が最初から下がっていくわけですから。今までのようにはいきません。それに独占禁止法にもひっかかるやり方なのでなかなか法律で保護をしていくのも無理がある世の中になってきました。なので音楽CDは今度はどこに向かおうとしているのかというとダウンロード販売なんでしょうね。パッケージないから場所とらなくてすむし持ち運びも対応商品で便利になっていく。在庫も心配する必要ない。集計が楽でスピーディ。でもどっちにしろ今までより単価下がるじゃん。