「所有する」乗り物の話

突然ですが大型バイクを売ろうかと思う。
買ってから結構乗っていたんだけれど仕事の都合で乗れない期間が1ヵ月できてしまいその間に全身の筋肉が衰えてしまい乗るのが危ない状態になってからというものずっと乗っていないのですよ。もう、バッテリーあがっててもどうも思わなくなっちゃいましたよ。
うちの乗っている大型バイクは筋肉ちょっとおちたくらいで乗れなくなるようなそういうバイクなんです。レースマシンモデルを海外の公道用にデフォルメした「レプリカ」というタイプで車みたいにマッタリ乗るようなものじゃない。ちゃんと乗れていないと楽しさよりも恐怖をまっさきに感じるのでますます疎遠になってるわけですよ。

クルマ屋さんが売れないとかあたふたしだしてから久しくなりましたがクルマを所有する動機ってのは鉄道の不便な地域では生活の足であり必需品、それ以外の地域ではファミリーカーは「家族での帰省や旅行のための節約道具」でありそれ以外は趣味でしかない。
近年財布事情はよろしくない人が増えたわけで多様化に伴う趣味人口が減ったことに加え手を出そうにも手を出せない人も増えただけなんですよ。

クルマとかで旅行というと相性がいいのは田舎。温泉とか名産食べに行ったりするのがほとんどメインだと思います。けれど行こうと思うのは西は長野県。北は宇都宮くらいなんだよね。
鉄道とか公共の交通機関で旅行すると相性が良いのは都市。人口が多いところでは商業サービスの幅があるので不便はあまり感じないでしょう。ただ郊外にでようとすると途端にいろいろと苦労する面があります。海外でもいけるしね
旅行を楽しめる人はクルマでなくても楽しめるし、それでもクルマじゃなきゃだめっていう人は結局走るのが楽しいのであって旅行がメインでないのですよ。行った先でうまいもんでも食えればいいよねくらいで。

これから運転できる人の人口は減る一方です。それだとオーナーとして都合がわるいのは自動車保険。保険料率が下がることは長期的に見るとないでしょう。あがる一方なんです。市場も縮小しますから関連する部品やサービスの値段が上がります。
それでも趣味なら許容できるうちは関係ないんですが許容できなければ趣味やめるしかないよなぁ。

うちは運転は楽しいけれど他のことに時間を割り当てたいだけなんでまた何かのオーナーになれればいいな。