おくりびと観てきたよん

ようやく用事が終わって映画観に行けるという時に台風接近wこれから雨が降ってくるようで仕方ないから電車でいけるシネコンへ行ったらレディースデーで結構人がいた。
女性を覗いて客層を見てみるとご年配の方が多い。ってか若い男性は俺ひとりwwまぁ平日の午後3時からの回なんでそれが当たり前な感じがするんですが。

身内がお世話になったことがないとそのありがたさがわからないのが納棺の議。今までいつもと変わらず動いていたのにご遺体となった瞬間から慣れていない限り心のどこかで汚らわしいと思ってしまうものです。死は不浄。なぜそう思ってしまうのかはわかりませんがそんな文化の国なんですね。だけど納棺の議になって手際よく着替え、メイクと写っていくうちにいつしか穢れを感じなくなるのです。そして一番死を強く意識される始点になるのがこの納棺の議からなんです。他人が着替えさせないと着替えられないということからあれよあれよと動かされていても抵抗する力が全くなくなっているわけですからもう動かないと思い知らされるわけです。それが納棺の議。

映画で「人生の最後の買い物は他人が決めるのよ」という台詞がでてきますが葬儀そのものは本人の供養のためということで行いますがでも実際は関わった人たちのために行うところが大きいと思います。残される人のために行われる儀式でもあるのですよ。

イケメンチェリストの波瀾万丈な人生で納棺師という仕事に出会いいろいろな人の最後を見届けていくというストーリーで大半は納棺についての説明が主だった内容です。ストーリーも始めから予想がついちゃうくらいひねりもないですが良い雰囲気でした。チェロのやさしくさみしい音色が良い演出をしてくれているんですが音楽:久石譲ですよ。そりゃそうだよなぁw