Amazon EC2でAmazon Linuxを使ってみたんだ
アカウントだけはとっておいたんだけど半年手付かずだったAWSを最近いろいろいじってみているのですがLinuxはなにも見ていなかったのでAWS用に最初から設定されているAmazon Linuxを使ってみたよ。
作ったインスタンスは
Tokyoリージョンの最安microインスタンス
最大2ECU(最大2GHz相当)メモリー615MB
ディスクタイプ:EBS 30GB
アーキテクチャ: 64bit
以上のスペックなので起動はちょっと時間がかかるものの。元々それなりに軽いOSなのでわりと早く起動する。
ここらへんはバースト範囲内で2ECUまで許可されている恩恵だろうと思う。
なにもインストールせず初回起動でどれくらいのメモリ使用量かというと
total used free shared buffers cached Mem: 611252 99432 511820 0 7280 53128 -/+ buffers/cache: 39024 572228 Swap: 0 0 0
これでも基本的なツールが入っていて約100MBなので手間が省けてうれしい。
ここからそれぞれどういうサーバーにするかで各々作業していくのですが今回はPostgreSQLというDBの9.1をインストールしてサービス開始した状態だと
total used free shared buffers cached Mem: 611252 300116 311136 0 11012 235900 -/+ buffers/cache: 53204 558048 Swap: 0 0 0
さすがにこれにApache HTTPとか一緒にいれるには頭抱えるところだけどDB独立させて他と連携するなら小規模では実用でもいけるんじゃないかと。
もっとスケールアップするならm1.medium c1.medium m1.largeあたりを。
ざっとYUMインストールしてみたんだけどどの操作もさくさく動いてくれるので良い印象なんだけど
その要因は今回使ったインスタンスタイプt1.microが最大2ECUまで許可されているのとI/O 性能が高速だからなんだと思う。
常時これより上のパフォーマンスを出すにはmedium以上を使うしかない。
ただ、microで意外と使えるからということでmediumとの値段の差と使用頻度を見て決断することになりそう。
AWSの良いところ
時間貸しなので
・24時間稼動サービスをさせない限り安い。Windowsも安い。
・気軽に有料OS、SQLServerなどライセンスアプリが試せる。
24時間稼動するには
・予約金を3つのコースから選び払えばディスカウントが受けられる(リザーブドインスタンス)
・最安値は3年契約で実質負担 9.5 USD/microインスタンス/month(予約金 105 USD)
AWSの苦しいところ
請求がドルベースでクレジットカードでの決済なので
・為替リスクあり
・決済会社の言い値レートでの決済
・日系会社で業務上使うには経理がどう処理するのか知らないといけない
・法人のクレジット決済って日本ではなじみがない
・請求扱いに変更するには、過去数カ月にわたり1万ドル近いご利用実績があることが原則。
スパコンに匹敵するまでのスペックが個人でも使えるということで実に夢が広がるサービスです。