Scientific LinuxのYumの注意すべきところ
Scientific Linuxまでのいきさつ
LinuxはメインでCentOSを今まで使っていたのですがコミュニティのリリース速度低下を受けて将来性とか不安になってきたのでRedHatクローンの代替を探してCERN Linux→Scientific Linuxにたどり着きました。
最初CERNが中心にリリースしているCERN Linuxがネーミング的にヒットしましてRedHatクローンなので是非使おうと試したのですが会員にならないとインストールもできないっぽいので頓挫していたのですがその後、NASAと合流した後継プロジェクトの存在を知りScientific Linuxにたどり着きました。
Scientific Linux6.0がリリースされているので試しに使ってみたところCentOSとあまり違いがなく6.0からレポジトリのインストーラーが選べるので便利だというくらいです。
CentOSコミュニティの今後の動向しだいで完全に乗り換えるのか判断しますがこっちの方がなんか良くない?という印象です。
Scientific LinuxのYumの注意すべきところ
- fastest-mirrorプラグインがデフォルトで入っていない
- yum-updatesdがなくなり代わりにyum-plugin-autoupdateになっている
- slレポジトリのミラーがデフォルトで機能しない
ネットワークの次に設定をするのがYumだと思います。
Centだと一通りレポジトリを登録しないといけませんがOSインストール時に選べるので割と楽です。上の問題点はすぐ対処できます。
手順
1.fastestmirrorのインストール
yum -y install yum-plugin-fastestmirror
2.使わないのでautoupdateのアンインストール
yum erase yum-plugin-autoupdate
3.sl系レポジトリのミラーリングの有効化
/etc/yum.repos.d/sl.repo [sl] name=Scientific Linux $releasever - $basearch baseurl=http://ftp.scientificlinux.org/linux/scientific/$releasever/$basearch/os/ http://ftp1.scientificlinux.org/linux/scientific/$releasever/$basearch/os/ http://ftp2.scientificlinux.org/linux/scientific/$releasever/$basearch/os/ ftp://ftp.scientificlinux.org/linux/scientific/$releasever/$basearch/os/ #mirrorlist=http://ftp.scientificlinux.org/linux/scientific/mirrorlist/sl-base-6.txt ↓ mirrorlist=http://ftp.scientificlinux.org/linux/scientific/mirrorlist/sl-base-6.txt